●冬のキャンプをしたいけど、寒さが不安
●暖房とか揃えるものが多そう
●キャンプ初心者には敷居が高いよね
💡こんな疑問にお答えします!
この記事では、キャンプ初心者の方に向けて冬キャンプの必需品リストを紹介します。
今回ご紹介する装備で、0℃からマイナス5℃くらいの気温であれば、快適に過ごす事が出来ます。
それではご覧ください。
この記事を書いている taka と申します。
雪国キャンパーです。
今回は実体験から、冬キャンプの必需品を紹介します。
冬のキャンプの必需品
冬のキャンプの必需品は4つです。
1.冬用寝袋(シュラフ) | 4,000円~ |
2.マット | 3,000円~ |
3.湯たんぽ | 2,000円~ |
4.ストーブ | 20,000円~ |
合 計 | 29,000円~ |
全て新しく揃えた場合は30,000円~くらいかかります。
予算の7割はストーブです。
冬のキャンプで最も重要なのは、テントではありません。
テントは外気から守る役割を果たしてくれます。
でも、冬のキャンプで大切な事は、いかに熱を生み出すかです。
外気から守られていても、体が暖まらなければ意味が無いですよね!
そのために、熱を発したり、蓄えたりしてくれる「冬用寝袋(シュラフ)」、「マット」、「湯たんぽ」、「ストーブ」が冬のキャンプの必需品だと、経験上考えています。
具体例も紹介しますね。
冬用寝袋(シュラフ)
寝袋は、冬専用のものを用意します。
冬の夜はとても寒いので、夏用では寒すぎて寝る事が出来ないからです。
寝袋には、通常「快適温度域」と「限界温度域」が記載されていますが、限界温度域がマイナス15℃以下でも耐えらえる寝袋がおすすめです。
寝袋で快適に寝られる気温は、大体「限界温度域+15℃」です。
例えば、限界温度域がマイナス15℃の寝袋の場合、「マイナス15℃+15℃」=気温0℃あたりが快適に過ごす事が出来る気温になります。
マイナス15℃対応の寝袋は、国産や有名ブランド品では30,000円~が相場になってきます。
それよりも性能は下がりますが、海外の格安品であれば4,000円前後で手に入れる事も出来ます。
僕の場合は、この3,500円くらいで購入した格安品で冬のキャンプを楽しんでいます。
※後述するマット、湯たんぽ、ストーブがあってのお話です。
「格安品は怖いけど、年に数回の冬キャンプに30,000円は高いなぁ」と思ったら、マイナス30℃対応を謳っていて、価格も15,000円程度、そして評価も高いベアーズロックという製品もありますよ。
使い方のワンポイントとして、どんなに高性能な寝袋でも隙間があると冷気が入ってきて寒いです。
隙間が開きやすいのは首回りです。
寝袋のチューブで首回りを絞ったり、軽めのブランケットを使って首回りを保護しましょう。
もう一度いいます、どんなに高性能な寝袋でも、隙間があると寒いです!
マット
2つ目の必需品は、マットです。
冬の地面はとても冷たく、マットが無いと背中が寒くて寝れないからです。
選び方として、出来るだけ厚めのマットが良いと思います。
僕の場合は、ニトリで買った厚さ3cmの6つ折りマットを使っています。
厚さが3cmもあれば、地面の冷気は全く感じませんよ!
ニトリマットの詳細は、「キャンプマットの選び方【マットとエアーベッドで悩んでいる方へ】」で詳しく紹介していますので、そちらもどうぞ!
湯たんぽ
3つ目の必需品は、湯たんぽです。
寝袋に入っていて、寒くなりやすいポイントは「足元」と「首回り」です。
首回りは寝袋のチューブを閉めたり、ブランケットを用意する事で防げますが、足元は中々難しいです。
そんな時、湯たんぽを持っていると、足元を朝まで温めてくれます。
僕のおすすめは、「マルカA(エース)3.5ℓ 袋付き」です。
この湯たんぽはトタン製の湯たんぽで、直火で温める事が出来ます。
大容量のケトルをわざわざ持っていかなくても、水を入れた状態で口を外したまま、シングルバーナーで温める事が出来るのです。
※持つ時は激アツなので必ず手袋を着用します。
その意味では、シングルバーナーと、気温が寒くても点火するガスボンベも必需品かもしれません。
炭火や焚き火でも温める事は出来ますが、袋に汚れが付きますので僕はあまりおすすめできません。
純正の袋がけっこう良くて、熱湯の状態でも袋に入れる事で、程よい暖かさを感じる事が出来ます。
2.5ℓタイプと、3.5ℓタイプがありますが、朝まで暖かい状態をキープするために、多少大きくても3.5ℓタイプをおすすめします。
また、IHヒーターでも温める事が出来ますので、家でも普通に使っています。
ストーブ
最後の必需品は、ストーブです。
寝る時間以外にも、テントの中で食事をしたり、朝起きた時の暖を取るためには、ストーブは必需品だと思っています。
僕の場合は、持ち運びしやすいカセットガスストーブと、発熱量が大きい石油ストーブの2種類を、気温に合わせて使い分けています。
テントの大きさにもよりますが、気温が0℃前後程度であれば、カセットガスストーブを使っています。
ストーブの詳しい紹介は
●「秋冬キャンプにおすすめのストーブ【雪国基準】」
●「アルパカストーブの性能・比較を解説します【雪国キャンパー】」
の記事で紹介していますので、そちらもどうぞ!
以上4つが、冬のキャンプの必需品です。
この4つがあれば、とりあえず寒くて寝れない!という状況にはなりません。
またストーブは、例えばテントの中は寝るだけ!など、過ごし方によっては不要です。
その場合、安ければ10,000円程度でストーブ以外の3つが揃います。
以外と安く、簡単に始められますよ。
■ 注意点
ストーブは、ガスと石油どちらを使うにしても、一酸化炭素中毒の危険性はつきまといますので、使う時は換気用にテントの入口は少し開けておく、一酸化炭素センサーを使うなど、安全対策には気を付けて使っています。
その他必要な道具
必需品では無いもののあれば便利な道具や、夏用の道具の中で使えるものを紹介します。
テント
テントは基本何でも構いませんが、素材はポリエステル製をおすすめします。
冬は寒気の影響で、雨や雪が降りやすい季節です。
ですので、家に帰った後も乾かすタイミングに恵まれない場合が多いです。
ポリコットンやコットン製テントの場合、濡れたまま放置するとカビが発生する可能性があります。
一方、ポリエステル製のテントであれば浸み込む事はありませんので、乾かさなくても拭き取れば問題ありません。
また、スカートは出来れば付いているほうが良いでしょう。
風が無ければ、スカートは付いていなくても全く問題ありません。
気温0℃弱でも、カセットガスストーブで十分テント内は暖まります。
低温時用カセットガス
0℃付近の低温でも使用出来る、低温時用のカセットガスを持っていると非常に便利です。
そもそもカセットガスは、暖房に使えるだけでなく、朝食準備時に炭を起こさなくても良かったりと、色々便利に使えます。
ただし、一般的なカセットガスは、気温が5℃を下回ると点火しにくくなります。
0℃以下ではほぼ付きません。
そこで、各メーカーが用意している、低温時でも使えるカセットガスを持っていきましょう。
例えば僕の使っているカセットガスストーブの場合、夜中に起きて「ちょっと暖を取りたいな」という時にすぐに暖を取れるので、非常に便利です。
でも、普通のボンベでは点火しにくいのでそれが出来ません。
そのため、まずは低温時用を使ってある程度テント内を暖めてから、通常のボンベに切り替えるという使い方をしています。
僕が使っているのは、近くのホームセンターで売っていたという理由で「SOTOのパワーガス」です。
0℃でも問題なく点火しますよ。
暖かい服装
最後におすすめの服装です。
外はダウン系のアウター、中はヒートテック系のインナーを着込み、あとは普通の服装で大丈夫です。
必要に応じて、帽子、マフラー、手袋などを準備すれば良いと思います。
ちなみに寝る時は、ダウンジャケットを着たまま寝た方が暖かいです。
ただし、若干動きづらくなりますので、起きてしまうほど寒くないようでしたらダウンジャケットは脱ぎ、身軽に寝ましょう。
まとめ
今回は、初心者の方でも冬キャンプを快適に過ごすための必需品をご紹介しました。
整理しますと
1.冬用寝袋(シュラフ) | 4,000円~ |
2.マット | 3,000円~ |
3.湯たんぽ | 2,000円~ |
4.ストーブ | 20,000円~ |
合 計 | 29,000円~ |
これがあれば、冬のキャンプは快適に過ごす事が出来ます。
(低温時用のカセットガスがあれば更に便利です)
テントは何でも大丈夫です。
逆に設営時の暑さを考えると、夏キャンプの方が大変かなという気もします。
意外と簡単に始める事が出来ますので、この冬ぜひチャレンジしてみてください。
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