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秋キャンプ本番!人も虫も少ないベストシーズンを楽しむ持ち物6選【雪国キャンパーが紹介】

☑︎ 秋キャンプをしたいけど、夏しかやった事ないから寒そうで怖い
☑︎ 秋キャンプを楽しむ為の持ち物が知りたい
☑︎ 秋キャンプを快適にする為の過ごし方が知りたい

と思っている方へ。
秋になって寒くなり、ファミリーキャンプは難しいけどソロキャンプだったら出来るかも!
と考えている方も少なくないと思います。
実は秋は、人も少なく、虫も少なく、キャンプを楽しむには絶好の季節なのです。

そこで今回は、人も虫も少ないベストシーズンである秋キャンプを楽しむ為の持ち物や、快適な過ごし方を紹介します。

記事を書いている人

雪国の青森県在住です。
10月から11月にかけての寒い秋キャンプも経験しています。

秋キャンプに必要な持ち物

秋キャンプは、寒さ対策のため下記の持ち物が必要です。

●冬用の寝袋【必須】
●石油ストーブ
【必須】
●一酸化炭素中毒センサー【必須】
●小型扇風機【必須】
●マット【必須】
●湯たんぽ【できれば】

冬用の寝袋

秋キャンプには、冬用の寝袋が必須です。
秋の気候は、日中は過ごしやすい気温でも、夕方になると急激に寒くなる場合があります。

特にキャンプ場は、気温が低い山間部や、風が強い海岸沿いにある事も多いので、平地よりも影響は大きくなります。
地域によっては、夜になると気温が5℃前後(またはそれ以下)まで落ち込む可能性も十分にあります
実際、僕の地域では11月上旬でも夜間気温が5℃前後まで下がる事も珍しくありません。

日中に合わせた服、道具でキャンプを行うと、夜には寒くて寝れない!という事になりかねません。
その状況を防ぐために、冬用の寝袋は絶対に必要です。

通常、寝袋は下限気温+10℃が快適気温です。
例えば、秋の夜の気温5℃の中を快適に過ごす為には、5℃-10℃=下限気温マイナス5℃対応の寝袋が必要になります。
寝袋を選ぶ際は、例年のその時期の平均気温を調べた上で、その気温から10℃引いた下限気温に耐えれる寝袋を選ぶようにしましょう。

僕は元々Youtuberの”ズンベンマンション”さんの影響でキャンプを始めたので、中国製のtoogeというメーカーの寝袋を使用しています。
いくつかグレードがありますが、下限気温マイナス5℃の寝袋を使っていて、秋キャンプであればこれ1枚でも特に問題無く過ごす事が出来ています。
国産であればもっと性能や収納の良い物がありますが、toogeのメリットは値段がとても安い事です。
(※現在は-25℃耐久の寝袋しか販売されていないようです)

tooge寝袋

石油ストーブ

●コンパクトで暖かく、専用ケースが付いてきてしかも安い『アルパカストーブ』

テントの室内を暖める為に、ストーブは用意しましょう。
先程の通り、秋は日中は暖かくても、夕方以降暗くなるにつれ気温がどんどん落ちていきます

僕はちゃんとした寝袋を持っていなかった時の春と秋に経験した事があるのですが、寒さのあまり夜中に突然起きてしまった事があります。
また、朝起きた時に寝ぼけている中、焚火など暖房の準備をするのは結構大変で、意外に時間がかかります。
この寒さを乗り切る為に、ストーブは持っていて損はありません。

では、数あるストーブの中から何を選べばよいのか紹介します。
ストーブには『薪ストーブ』『石油ストーブ』『電気ストーブ』『カセットガスストーブ』等がありますが、おすすめは石油ストーブです。
理由は、『石油ストーブ』は他のストーブと比べて持ち運びやすく、燃費も良く、すぐに着火して暖める事が出来て、暖房力も高いからです。
(発熱量を見ると、石油ストーブが2.5-3.0kw程度、カセットガスストーブが1.5-2.0kw程度です。数字だけ見ると石油ストーブはカセットガスストーブの2倍の発熱量ですが、体感ではそれ以上に暖かいです)

僕は『アルパカストーブ』という石油ストーブを使用しています。
これは発熱量が3.0kwで、石油ストーブの中でもかなり暖房力が高く、しかも高さが40.5cmととてもコンパクトな石油ストーブです。
基本はダイヤルを回して芯を出し、そこにチャッカマンで火を付けるだけです。
数分後には、室内に暖かさが広がります

先程の通り、僕の経験上一番寒さに困るのは夜中と朝方です。
寝ている時に震える程の寒さで起きてしまい、慌てて暖を取ろうとしても、寝ぼけていて中々動けないものです。
そんな時、石油ストーブであればすぐに着火し、すぐに暖を取る事が出来ます。

では他のストーブはどうなのか。
薪ストーブは使うロマンがあり、自分で火を付けて、自分で薪を割って足していく楽しみがあります。
但し、テント内で使うには排煙や煙突熱の問題があり、また着火するまでに多少時間がかかります。
薪ストーブではありませんが、ストーブを持っていなかった頃、実際に朝方に寒さで起きた時、あまりの寒さに慌てて焚き火台の薪に火を付けようとした事があります。
しかし、寝ぼけていた為着火までに相当時間がかかりました。

また、電気ストーブは、基本的に電源サイトが前提になりますので、今回は除外します。

そんなわけで、着火の手軽さから僕は石油ストーブをおすすめします。
また、石油ストーブの中でもタンク一体型のものと、タンク分離型の2種類があります。
タンク分離型は、よくホームセンター等で売っている灯油タンクと本体が別々になっているものです。
メリットは非常に安くて、火力も問題無いのですが、最大のデメリットとして運搬中に灯油が漏れてしまう事があります
石油ストーブを持っていったら灯油が漏れてしまって、車の中ににおいが残ってしまった!となると嫌ですよね。

一方タンク一体型は、タンクから本体に灯油が送られる経路が繋がっているため、漏れにくいとされています。
但し、どの石油ストーブも灯油を入れた状態の運搬は公式に推奨されていません。
僕の経験上で数回石油ストーブを車のトランクの平たいところに置いて持って行っていますが、今のところ灯油がこぼれた事はありません

アルパカストーブ(収納ケース付き)

また、そこまで寒い地域ではなく、もっと持ち運びが楽で手軽に暖を取りたいという方には、『カセットガス式ストーブ』もおすすめします。

僕はイワタニの『風暖』というカセットガス式ファンヒーターを使っていまして、石油ストーブに比べて暖かさは劣るものの、石油ストーブよりコンパクトでカセットを装着しスイッチを入れるだけで暖かい風が出てきます(こちらも一酸化炭素が出るため換気は必須です)。
石油ストーブのように灯油を入れる手間もありません。

ただし、カセットガス1本で約1時間30分~2時間(強・弱)の燃焼ですので燃費は良くありませんが、例えば夜間だけONにするといった時間を限定する使い方でしたら、十分に活躍してくれます。

イタワニ 風暖

一酸化炭素中毒センサー

先程の通り、寒さが予想される秋キャンプでは、ストーブを使うと暖かく快適に過ごす事が出来ます。
しかし、石油ストーブや薪ストーブ等、燃料を燃やすストーブは、燃料が燃える際に一酸化炭素という有毒ガスが出ます
これは最悪の場合死に至る可能性もある危険なガスです。
しかも無色無臭のため、なんだかフラフラするな、と思っていたら急に症状が悪化する事もあるそうです。
ただし、一酸化炭素中毒を回避するために、一酸化炭素の濃度が高くなったらブザーで教えてくれる便利なセンサーも販売されています。

また、入口を大きめに開けるなど、空気の通り道を作る事でテント内から一酸化炭素を排出する事が出来ます。
※ベンチレーター解放では濃度はあまり下がらないので、必ず入口をガバっと開けて空気の入れ替えをしたり、ベンチレーター以上に空気の通り道を開けておくようにすると良いです。

一酸化炭素中毒センサーがあれば、室内の一酸化炭素濃度の目安を知る事が出来ますので、濃度が高くならない様に数字を見ながら、また体の具合と相談して換気をしましょう。
くれぐれも、締め切った状態でストーブを使用するのは避けましょう

※以前はDODから販売されていましたが、現在は販売されていないようです。とても似た形状の製品を見つけたので貼っておきます。

●ガスアラーム(DOD類似品?)

サーキュレーター

石油ストーブは、形にもよりますが大半の製品は上部から熱を発します。
この時、テントの高さでも異なりますが、天井付近に熱がたまります。
特にポリエステル生地にはあまり良くない気がしますので、天井に極力熱がたまらない様にする事と、暖かい空気を室内に巡らせるためにサーキュレーターを持っておく事をおすすめします。

ネット通販では良く、鉄製でストーブの上に直接置き、熱量でファンを回すタイプのものを見かけます。
しかし、けっこう値が張っていて安くても5,000円程度です。
そこで、僕のおすすめはクリップが付いた充電式の小型扇風機です。
空気循環をさせる意味では十分役割を果たしてくれますし、クリップが付いていればテントポールにかませる事が出来て設置の自由度が高い事、また、安価に購入する事が出来るからです。

※僕はサンワダイレクトのUSB扇風機を使っていますが、現在在庫切れのようです。使った事は無いのですが、こちらも似たような製品を貼っておきます。

マット

普段からキャンプを楽しまれている方はお持ちだと思いますが、秋のキャンプにはマットが必須です。
理由は、地面からの冷気を防ぐためです。

厚さが2cm程のマットがあれば、地面からの冷気はかなり防ぐ事が出来ます。
また、マットを2枚お持ちでしたら重ねて設置する事で、下のマットが冷気を受け取るマット、上のマットがその弱まった冷気を緩和するマットとなり、更に冷気遮断の効果が出ます。
もちろん、エアーマットなど極厚マットであれば、1枚で十分に役割を果たしてくれます。

FIELDOOR レジャーマット

湯たんぽ

先程ストーブの項目で触れましたが、一酸化炭素中毒を防ぐ為、就寝中はストーブを消す事が絶対条件です。
ですが、そうなると当然寝ている間は室内の温度が下がり続ける事になります。

その状態でも暖を逃さない為に、冬用の寝袋が必須になりますが、更にサポートしてくれるアイテムとして湯たんぽを持っていると良いです。

僕はダイソーの400円の使用していますが、これで十分に朝まで暖を取る事が出来ます。
使い方としては、お湯を入れたらタオルで2重程度に湯たんぽ本体を巻いて、寝袋内の足元に入れるだけでOKです。

また、実はダイソーの湯たんぽを使う事にもメリットがあります。
それは、収納に困らない事と、使うお湯の量が少なくて済む事です。

大きい湯たんぽは、1.5ℓ~2ℓ近くのお湯を使う事になり、キャンプ用のやかんでは2~3回お湯を沸騰させなければいけません。
しかし、ダイソーの小さいサイズの湯たんぽであれば、お湯は一回で満タンになります。
しかも、朝まできちんと熱を保ってくれますので、ダイソー製の湯たんぽは意外とおすすめなのです。

※ダイソー製ではありませんが、アウトドアで結構名前が出てくる湯たんぽを貼っておきます。

マルカ湯たんぽ

秋キャンプのテント選び

バンドック ソロティピー1 写真は冬の時ですが、夏や秋にぴったりなソロ用テントだと思います。

最後に、秋キャンプに使うテントを選ぶ際の、おすすめの条件を紹介します。

今回ご紹介した持ち物の中で、寝袋、マット、湯たんぽを使うにはどんなテントでも大丈夫です。
しかし、ストーブを使う場合は一定以上の高さがあるテントを選んだ方が、安全に過ごす事が出来ます。
具体的には、少なくとも高さが150cm以上のテントをおすすめします。
また、高さがあるテントの形状としては、ワンポールテントをおすすめします。

今回の紹介で少し触れた石油ストーブ『アルパカストーブ』は、側面だけでなく上部にも暖かい空気が飛びます。
先程も紹介した通り、高さが120cmくらいの高さのテントだと、ストーブと天井の距離が短く、天井付近に結構な熱がたまります。
僕の経験上は、高さが150cm程度あれば、天井付近に風が当たる様サーキュレーターを設置する事で、ある程度熱を逃す事が出来ると感じています。

バンドック ソロティピー1(高さ150cm×縦横240cm・ソロにぴったりです)

秋キャンプは実は絶好のキャンプシーズンです。

今回は人も虫も少なく、のんびり過ごせる秋キャンプに必要な持ち物や、寒さ対策を紹介しました。
暖を取るストーブ等の道具を使うにあたり、気を付けなければならない事は多いですが、逆に気を付けていればとても快適なキャンプ時間を過ごす事が出来るのです。
秋もキャンプをやりたいけど、寒さ対策とか持ち物がよく分からず諦めていた方の参考になれば嬉しいです。

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