● アウトドアナイフが欲しいけど、モーラナイフが価格も安く、評価も高くて良さそう。
● モーラナイフって実際どうなの?薪割り出来るの?
こんな疑問にお答えします💡
この記事は、
キャンプにも少し慣れてきたから、そろそろアウトドア用のナイフが欲しい。
おすすめのナイフがあったら知りたい。
という方に向けて書いています。
この記事を通して、
●最初の1本におすすめのモーラナイフの概要
●薪割り(バトニング)のやり方
●購入直後にやっておく事(黒さび加工)
を紹介します。
キャンプ歴2年のtakaと申します。
アウトドア用ナイフを調べていると見かけるのが『モーラナイフ』。
僕も初めて買ったナイフはモーラナイフです。
今回は、実体験から薪割りに向いているか、料理に向いているか等使用感を紹介します。
モーラナイフは最初の1本におすすめです【薪割りも出来ます】
モーラナイフは、とても有名で評価も高いアウトドアナイフです。
有名な理由は『薪割り等でしっかり使えるのに、価格が安い』=コスパが良いからです。
参考に、モーラナイフで出来ない事、出来る事は以下の通りです。
■出来ない事
・料理
■出来る事
・薪割り(細~中太さの薪)
・フェザースティック作り
それぞれについて解説していきます。
■出来ない事『料理』
モーラナイフは、料理にはあまり向いていません。
調理用のナイフと違って刃の厚さが太いため、食材をカットするのに向いていないからです。
調理用ナイフが『食材を切る』だとすれば、モーラナイフは『食材を割る』という感じになってしまいます。
切れない事はありませんが、使いづらいので料理は調理用ナイフを使いましょう。
おすすめの調理用ナイフ『オピネルナイフ』を『キャンプ&バーベキューに便利なナイフの選び方【おすすめをご紹介します】』で詳しく紹介しています。よければ併せてご覧ください。
■出来る事『薪割り』の方法
斧やナイフで薪を割ることを『バトニング』といいます。
バトニングは斧で行うイメージがありますが、アウトドア用の刃厚が太いナイフでしたらバトニングができます。
今回ご紹介しているモーラナイフ(コンパニオン ヘビービューティー)は、刃厚が厚いのでバトニングする事が可能です。
モーラナイフの刃厚は3.2㎜で、例えば普通の調理包丁は2㎜前後のため、1㎜以上も刃が厚い事になります。
刃が厚い事で打撃力が強くなり、バトニングをする事が可能になっています。
それでは、具体的なバトニングのやり方を紹介します。
①地面に土台になる薪を置く
まず、地面に薪を横向きに置きます。
次に、置いた薪の上に、割りたい薪を縦向きに置き、その上からナイフの刃の部分で押さえつけるように支えます。
最初に地面に対し、横向きに薪を置いたのは、芝生等で地面が柔らかい場合、叩いた力が地面に逃げてしまうのを防ぐためです。
②ナイフの刃(背)を薪で叩く
押さえつけているナイフの刃(背の部分)を、もう一本の薪で叩きます。
あとは、何回か叩きつけていると薪が割れます。
叩く薪は太くて重いほど威力が大きくなるので、一番頑丈な薪を使いましょう。
細い薪で叩きつけても、中々割れません。
ですので、一番頑丈な薪は最後の1本まで取っておきましょう。
同じ動作を繰り返し、薪をどんどん半分、またその半分と、細くなるまで割っていきます。
薪のサイズにもよりますが、市販の薪(ナラでは無い薪)でしたら1/4くらいまで割れれば、焚き火の着火用の薪(フェザースティックの素)として使えます。
火が完全に着いた後は太いまま薪を入れても燃えますので、新たに薪を割らなくても大丈夫です。
フェザースティックの作り方
フェザースティックとは、着火しやすいように薪を薄く削っていき、写真のような状態にした薪の事です。
フェザースティックを作ると、薪への着火が簡単になります。
実は、焚き火をするにあたって、着火剤を使用する場合は薪割りは必須ではありません。
着火剤を複数個使えば、薪はそのうち燃えてきます。
ではなぜ、モーラナイフを準備して薪割りもして、フェザースティックまで作るかというと、『ファイヤースターターで着火したいから』という事になると僕は思っています。
そして、ファイヤースターターで着火するためにフェザースティックが必要という事になります。
それでは、作り方を紹介します。
割りばしを元に説明します。
基本的には、薪の四方にある角の面を、上から下にかけて削っていくだけです。
角以外の面は面積が大きいので削りにくいので、角の面から始めてください。
また、写真のように最後までは削らず、少し残すようにします。
フェザースティックは、薄く削った部分が燃えやすくなるだけではなく、削られた薪本体側も細くなり、薪自体が燃えやすくなるという構造になります。
初めてフェザースティックを作ろうとしたとき、ナイフの状態にもよりますが、中々削れずやりづらいと感じるかもしれません。
個人的には、薪は地面にしっかり押しつけて固定し、ナイフの方はあまり力を入れずに削るとやりやすい気がしています。
ナイフの方に力を入れてしまうと刃が食い込んでしまい、中々削れません。
※地面が硬い場合、削る勢いで地面に叩きつけてしまうと刃が欠けますので注意が必要です。
モーラナイフでバトニングが出来ない薪
モーラナイフは、基本は入門用のナイフです。
刃の厚さを考えても、全ての薪をバトニング出来るわけではありません。
経験上、薪ストーブ用の太い薪(ナラの薪)や、内部に枝が食い込んでいる硬い薪はバトニングが出来ません。
基本的には、市販の薪をバトニングしたり、フェザースティックを作って焚き火を楽しむナイフと考えた方が良いと思います。
でも、それだけでも十分キャンプは楽しめますよ💡
購入直後にやっておく事
購入後すぐに、『黒さび加工』という作業をおすすめします。
黒さび加工とは、『錆びないように、敢えて錆びさせる』事です。
モーラナイフは鉄製ですので、水分が付くと数十分で錆が発生します。
これを防ぐために、予め黒錆で錆をつけておく、ということです。
やり方は、酢を入れた紅茶に2時間浸けて、乾かすだけです。
具体的には、お鍋1杯分の水に対し、紅茶の袋を5袋程度入れて、濃い紅茶を作ります。
出来上がった濃い紅茶に、酢を入れます。
紅茶と酢は、大体7:3くらいの割合です。
次に、ナイフの刃の部分の油分を除去します。
食器用洗剤でしっかりと洗えばOKです。
油分が残っていると、水分が弾かれてうまく黒色に染まりません。
長めの入れ物を用意し、そこに作った紅茶と酢の液体を入れ、ナイフの刃の部分だけを浸けます。
ペットボトルの上部分を切り取って準備すれば良いでしょう。
そのまま2時間放置します。
段々と、紅茶の色が深緑のように濁ってきます。
2時間経ったら引き上げますが、ここではまだ拭きません。
このまま、あまり触れないように1時間程度放置します。
その後、水でサッと洗い流し、水気を拭き取ります。
刃全体が黒く染まっていれば、黒錆加工は成功です。
まとめ
今回は、そろそろアウトドアナイフが欲しいと思っている方に向けて、モーラナイフをご紹介させて頂きました。
まとめますと、
●薪割り(バトニング)出来る
●フェザースティックも作れる
●薪ストーブ用の太い木は割れない
●料理には向いていない
●購入後すぐ黒錆加工をおすすめ
コスパが非常に良いので、まずは最初の1本として購入をお考えの方には最もおすすめです💡
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事が、お悩みの方の参考になれば嬉しいです。
そのほか、主にキャンプ初心者の方におすすめの道具を『初めてのキャンプに必要な持ち物を紹介します【10個あります】』の記事で詳しく紹介していますので、よければ併せてご覧ください。
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