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冬のバーベキューの寒さ対策を教えます【雪国キャンパーが解説】

●冬にバーベキューをしたい。でも寒さが不安。
●夏に使ってたキャンプ道具はそのまま使える?

こんな疑問に答えます💡

本記事のテーマ

● 冬バーベキューの寒さ対策
● 夏用で冬に使える道具
● 冬バーベキューが出来る場所

上記3本のテーマで解説します。

この記事を書いています!

雪国キャンパーのtakaと申します。
吹雪の日でもバーベキューをしたりします。
冬は自宅の庭で楽しんでいます。

記事の前置き

この記事は、夏の間にキャンプやバーベキューの楽しさに目覚め、冬もやりたいけど、寒さが不安!という方に向けて書いています。

寒さ対策道具や、お持ちの道具の中で冬でも使える道具を紹介します。
意外と簡単という事が伝わると思います。

冬は人も少なく、プライベートな空間でゆっくりと楽しい時間を過ごす事が出来ますよ。

それではご覧ください。

冬のバーベキューの寒さ対策

寒さ対策として、2つの道具があれば対策は十分です。

● テント(高さ150cm以上)
● ストーブ(石油 or ガス)

必需品①『テント』

テンマクデザイン サーカスTCDX

テントは雨や雪、そして風を防ぐために準備します。

雨や雪で濡れた状態で、冬の冷たく強い風に当たってしまうと、体感気温が寒すぎて楽しむどころではありません。

テントを建てて雨や雪、そして風を防ぐ場所を作ると、それだけで暖かさを感じる事ができます。

しかし、テントの中でバーベキューは出来ません
炭火による一酸化炭素中毒の危険性があるからです。

実際は、バーベキューはテントの外で行います。
ソロの場合は、体だけテントの中に入れます。

グループの場合は、焼く人を決めて他の方はテントの中で待機する、または、外でバーベキューを行い寒くなったらテントの中に避難する、という使い方が良いと思います。

この時、タープをお持ちの場合は張っていただき、屋根スペースを作ると急な雨や雪でも、バーベキューコンロが濡れなくて良いですよ。

また、テントは150cm以上の高さがある物をおすすめします。
後程ストーブの項で紹介しますが、これはテントの中で暖房器具を使用するためです。

最後に、テントがペグ打ちが必須の物なのか、自立式が良いのかについては、バーベキューを行う場所で変わってきます。

ペグを使える地面でしたら、高さ150cm以上であればどんなテントでもよく、積雪が深くペグを地面に固定出来ないような場所でしたら、自立式のテントがおすすめです。

サーカスTCDXは簡単な屋根スペースが最初から付いています

それでは、具体的なおすすめテントを紹介します。
グループで冬のバーベキューを行う際は、テンマクデザインのサーカスTCDXというテントをおすすめします。

これは高さが280cmの大きいワンポールテントです。
高さがあるので、中でストーブを焚いても生地への影響はありません

また、サイドフラップというちょっとした屋根スペースがついていますので、タープを準備しなくても、バーベキューコンロを雨から守るスペースを作ることが出来ます。

サーカスTCDXは自立式テントではありませんので、ペグによる固定が必要です。

積雪が無ければ問題ありませんが、雪が深い場合は地面が出るまで雪を掘れば、ペグで固定する事ができます。

地面が出ないほど雪が深い時は、ペグで固定ができません。
行う場所を変えましょう。
※一応雪用ペグもありますが、地面への固定に比べ、かかるテンションは弱いです。

サーカスTCDXは、以前に建て方や使用を詳しく記事にしていますので、よければご覧ください!
記事はこちらです。

テンマクデザイン サーカスTCDX


バンドック ソロティピー1

ソロの場合は、バンドックのソロティピー1というテントをおすすめします。

これもサーカスTCDXと同じくワンポールテントで、ペグによる固定が必要です。
大きさは一回り以上コンパクトで、高さが150cmです。

この、「高さが150cm」というのが基準になります。
高さが150cm以下の場合、暖房器具の熱によって生地に悪影響がありそうです。

逆に言えば、高さが150cmあれば石油ストーブを焚いても大丈夫です。

150cmあっても、出来ればバッテリー駆動のサーキュレーター(扇風機)をテント上部に取り付ける事をおすすめします。

下に風がいくように動かせば、熱が上部に溜まる事がなくなり、より安全になります。
また、熱が行きわたる事でテント全体が暖かくなりますよ。

最後に、自立式テントはワンタッチテントをおすすめします。
何より、広げるだけで設営が完了するからです。

ワンタッチテントはペグが無くても設営出来ますが、強い風が吹いていると設営時に飛ばされる可能性があります。

そんな時は、重い荷物を中に入れてから広げるか、ペグが刺せる地面の場合どこか1箇所をペグで固定してから広げれば安全です。

ただ、ソロ用のワンタッチテントを探すと、高さが120cm前後のテントしかありません。

それでは石油ストーブを使うのは危ないので、ガスストーブなど上部からではなく側面から熱が出るストーブを選ぶことをおすすめします。

※ガスストーブの場合は気温が5℃以下になると使えない可能性があるので、気温も考慮して決めると良いでしょう。

ちなみにソロティピー1も、以前の記事で詳しく紹介していますので、よければご覧ください!
記事はこちらです。


バンドック ソロティピー1

必需品②『ストーブ』

アルパカストーブ

先程から出てきていますが、冬のバーベキューでは、ストーブを使用する事を強くおすすめします。

外気から守られるテントの中でストーブを使うと、外とは全く違う暖かい空間を作る事が出来ます

高さが150cm以上のテントの場合は石油ストーブ、それ以下の場合はガスストーブを用意すれば大丈夫です。

具体的なおすすめとして、石油ストーブの場合はアルパカストーブをおすすめします。

理由は、石油ストーブの中でも特に高い発熱量を誇るからです。
(3.0kw ※通常は大体1.5-2.5kw)

それなのに高さが約40cmとコンパクトで、タンク一体型である事から灯油も漏れにくく、持ち運びがしやすくなっています。

また、他の石油ストーブは上部から熱を発して空間自体を暖めるのに対し、アルパカストーブは上部と側面から熱が出ます。

空間を暖めるのはもちろん、近くに寄って直接暖まることが出来ますよ。

ストーブ上部がフラットですので、調理をする事も可能です。
フライパン調理や、お湯を沸かす事も出来ますよ。

ちなみにご自宅を楽しむ場合は、持ち運びの必要がありませんので、どんな石油ストーブでも大丈夫です。

※アルパカストーブは2019年に新型(型番:TS-77JS-C)にリニューアルされましたが、2020年11月21日現在売り切れになっていました。

イワタニ カセットガスファンヒーター「風暖」

もう一つの選択肢として、カセットガス系の暖房器具もご紹介します。

僕はイワタニの「風暖」というガスファンヒーターを使っています。

選んだ理由はアルパカストーブと一緒ですが、カセットガス系の暖房器具の中でも特に高い発熱量を誇り、さらにコンパクトだからです。

また、イワタニの風暖はファンヒータータイプです。
温風に当たって、ぬくぬく暖まる事が出来ますよ。

こちらもご自宅で楽しむ場合で、外に電源がある場合は普通のファンヒーターや電気ストーブでも大丈夫です。

新たに用意しなくても、既にお持ちのものを使って十分に暖を取る事が可能です。

なお、灯油やガスなど燃料を使用する暖房器具は必ず一酸化炭素というものが出ます

無色無臭で、濃度が高くなると大変危険なのでテントは絶対に閉め切ってはいけません
最低でも、入口は50cm以上開けて常に換気している状態にしておくと良いでしょう。

イワタニ カセットガスファンヒーター風暖

防寒具について

石油ストーブ+ガスストーブ(※入口50cm程度解放)でこれくらい暖まります(ソロティピー1の場合)

テントもストーブも両方準備した場合、防寒着として用意するのは、ヒートテック等のインナーとダウンコート程度で良いでしょう。

気温やテントの換気具合にもよりますが、暖房器具を使う事でテント内はとても暖かくなります。

仮に気温が5℃前後の場合、ガスストーブでは+5℃以上、石油ストーブでは+10℃以上、テント内の温度が上がります。

テント内は大体10℃~20℃に保たれますので、そんなに厚着をしなくても大丈夫です。

冬でも使える夏用道具

基本は夏の道具で十分です

テントは高さが150cm以上のものでしたら、夏用のものでも全く問題ありません
※寝泊りの発生する冬の「キャンプ」という事になると、話は変わりますのでご注意ください。

ですので、既にお持ちの場合は、新しく準備する必要はありません。

実はテントだけでなく、ほとんどの道具は冬でも共通して使う事が出来ます。

“テントとストーブを使う”という事を前提にしても、必要な道具はテント、タープ、ペグ、ペグハンマー、コンロ、テーブル、イスくらいです。
夏と全く一緒ですね。

冬にバーベキューをするにあたり、既に夏用でキャンプ・バーベキュー用品を一式お持ちの場合は、新しく購入する物は無いのです。

さらに、冬は天然の冷蔵庫に近い状態になります。
地域によっては、クーラーボックスが不要です。

僕の地域は思いっきり雪が積もりますので、雪をそのままクーラーボックス代わりに使っています。

こんな感じです

場所の選び方

管理棟があるキャンプ場を選ぶと安心です!

グループで行う場合は、冬季営業しているキャンプ場を、ソロで行う場合は住宅密集地でなければご自宅をおすすめします。

キャンプ場を探す場合は、必ず管理棟があり、トイレが設置されている場所を選びましょう。

僕は豪雪地帯に住んでいますので、公園等で冬にバーベキューが出来る場所があっても、水道凍結を防ぐためにトイレが封鎖されている場所がほとんどです。

管理人の方がいて、公式に営業している場所でしたら基本的には大丈夫です。
※この場合も、管理人の方が帰られた後は施錠する、水を止める場合がありますので、利用できる時間も確認しておくと安心です。

ご自宅の場合は、近隣の方に迷惑がかからない範囲で行う事を心がければ良いと思います。

配慮出来る工夫として、調理の際に炭火では無くガス火を使うと、煙を抑える事が出来ます。

または、加熱をしない、そもそも煙が発生しないような調理に絞れば、ほとんどの場合問題無いと思います。

もしご自宅で炭火調理をした場合、炭は水を張ったバケツの中に入れて消火するか、火消しつぼ等を使用すると安全です。

キャプテンスタッグ 火消つぼ 兼 火おこし器

冬のバーベキューは簡単です

ストーブの上でお湯を沸かす。最高です。

今回は、冬のバーベキューの寒さ対策として、テントとストーブを中心におすすめの道具をご紹介させて頂きました。

冬といっても必須なのはストーブくらいで、後は夏の道具を使えば簡単に行う事ができます。

そもそも、冬でも気温が10℃程度に収まる地域の方でしたら、防寒着をしっかりすればストーブはいらないかもしれません。

この記事が、「寒さ対策とかどうすればいいの?」と悩んでいた方の参考になれば、とても嬉しいです。

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