● 冬のキャンプの暖房を探している。
● イワタニの風暖って冬キャンプでも暖かい?
こんな疑問にお答えします💡
この記事は、
冬キャンプの暖房として、CB缶(一般的なカセットガス)で使える『風暖』が気になっているけど、暖かい?燃焼時間はどれくらい?
と気になっている方に向けて書いています。
冬のキャンプは、暖房が無いと寒くて過ごせません。
暖房として薪ストーブや石油ストーブが有名ですが、どこでも手に入るCB缶で使えるカセットガスストーブが、一番手軽でコンパクトに持ち運びが出来ます。
でも、『その分寒いんじゃないの?』と思われる方も多いと思います。
今回は、カセットガスストーブの中でも『一部の石油ストーブを超える暖かさ』を誇り、電池も不要なイワタニのカセットガスファンヒーター『風暖』というストーブをご紹介します。
この記事を通して、実際の使用感を交えながら
●風暖はどれくらい暖かくなるか
●使用時の注意点
●おすすめのCB缶
●CB缶1本あたりの使用時間
●車に積めるかどうか
など、詳しく紹介いたします。
雪国キャンパーの”taka”と申します。
冬はソロ用テントの中で今回ご紹介する風暖を使い、ぬくぬくキャンプを楽しんでいます。
冬のキャンプにおすすめ!イワタニの風暖をご紹介【CB缶ファンヒーター】
イワタニの『風暖』は、スーパーやコンビニでも購入できるカセットボンベ『CB缶』を使うファンヒーターです。
まず、冬のキャンプで『イワタニ・風暖』が使えるか(暖まるか)どうか、結論から言うと十分に使えます!
先日行った雪中キャンプでは、夜の外気温がマイナス1℃の中、十分にテントの中を暖めてくれました(写真右下)。
その時に使用したテントは『バンドック・ソロティピー1』です。
(幅240cm×奥行240cm×高さ150cmのワンポールテント)
これくらいの大きさのテントでしたら、風暖が作動してから4~5分くらいですぐにテント内が暖かくなります。
気温が5℃前後の環境では、入口を閉めている状態で大体+10℃前後、換気のため入口をある程度開けている状態で+5℃前後、テントの中を暖めてくれます。
これは、風暖がカセットガスストーブの中でも、特に強い発熱量を持っているからです。
また、『風暖』はファンヒータータイプの暖房ですので、空間を暖めるだけではなく、直接温風に当たって暖まる事も出来ます。
1分ですぐに着火しますし、すぐに温風に当たる事が出来ますので、体感温度も暖かく感じる事が出来ますよ。
これは、石油ストーブや薪ストーブでは中々出来ない大きなメリットの一つです。
なお、風暖は『標準モード』と『弱モード(燃焼時間が長い)』があります。
体感的にはそこまで暖かさが変わるものではありませんので、基本は燃焼時間が長くなる弱モードで運用する事をおすすめします。
※バンドック・ソロティピー1につきましては、『安くてコンパクトなソロ用ワンポールテントを紹介します【コスパ抜群です】』の記事で詳しく紹介していますので、よければ併せてご覧ください。
風暖使用時の注意点
風暖をテント内で使用する際の注意点として、必ず常時換気が必要です。
これはどのストーブでも一緒ですが、燃料を使うと『一酸化炭素』というガスが発生します。
一酸化炭素の濃度が高くなったまま過ごしていると、一酸化炭素中毒という危険な中毒症状を起こす可能性が高くなります。
一酸化炭素中毒を防ぐ為に、就寝時は必ずストーブを消す、起きている間も入口を開けて換気するという事を心がける必要があります。
※テントに付いている換気口(ベンチレーター)の開放だけでは足りません。
予防として、一酸化炭素の濃度を計測し危険濃度になると知らせてくれるセンサーアラームも販売されています。
万一に備えて、持っておくと安心です。
おすすめのCB缶
風暖の燃料は、写真の『CB缶』というスーパーやコンビニ等でも購入できるカセットガスです。
CB缶にも燃料の違いにより多少種類があり、おすすめは『SOTO・パワーガス』というCB缶です。
型番は『ST-760』、グレーの色が特徴のカセットガスです(写真下側)。
理由として、気温が低くても着火しやすいという特長があります。
普通のCB缶(写真上側)は、気温が10℃を下回ると着きにくくなり、5℃を下回ると中のガスを気化する事が出来ず着火出来なくなります。
SOTOのパワーガスは、気温が低くても着火出来る優れものです。
先日の冬キャンプの際、マイナス1℃の環境でも問題なく着火する事が出来ました。
SOTOのパワーガスを使うメリットは、例えば『夜中に寒さで起きてしまって、暖房を付けようとしたけど気温が下がり過ぎていてストーブが着かない。どうしよう。』という状態でも、きちんと着火してくれる事ですね。
風暖の使用時間
風暖の発熱量は2.0kwで、カセットガスストーブの中では断トツの発熱量を持っています。
しかし、その強力な発熱量のおかげでCB缶1本あたりの使用時間は長くはありません。
『標準モード』と『弱モード』の2種類の燃焼モードがあり、公式には標準モードがCB缶1本あたり103分、弱モードで138分とされています。
冬のキャンプでは、気温が低いのでもう少し使用時間は短くなりがちで、標準モードで大体90分、弱モードで大体120分くらいだと感じています。
こればかりはどうしようもありませんので、対策としては『ガス缶を多めに持っていく』しかありません。
また、気温が5℃以下の場合でもコストを抑える対策として、『パワーガスでとりあえず着火し、テント内の気温が上がったら普通のCB缶に切り替える』事が有効です。
※パワーガスは1本300円前後、普通のCB缶は1本100円前後。
1泊の場合、CB缶を6本~9本くらいは持っていくのが良いと思います。
風暖の大きさ(積込み・運搬)
風暖のサイズは、幅31.9cm×奥行26.0cm×高さ43.8cmです。
キャンプに使える暖房としては、とてもコンパクトな部類に入ります。
基本どんな車でも積めると思いますし、セダンタイプのトランクにも積む事が出来ます。
カセットガスを外して運搬するため、燃料が漏れる心配もなく空いている座席の足元に収める事も可能です。
風暖のまとめ
今回は冬のキャンプの暖房として、イワタニの風暖をご検討されている方に向けて、実際の使用感を交えながら特長をご紹介させていただきました。
価格は20,000円前後と少し高いですが、キャンプ用の暖房の中では安価な部類に入りますし、薪ストーブや石油ストーブに比べて運搬が楽で、使用時も安全に長く使う事が出来ますので、気温が0℃前後までの冬キャンプには最もおすすめ出来るストーブです。
燃料が購入しやすいCB缶である事も大きなポイントです。
なお、風暖はホームセンターでは定価販売されている事が多いので、9,000円程度安いAmazonで購入される事をおすすめします💡
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事が、風暖を検討していたけど一歩踏み出せなかった方の参考になれば嬉しいです。
今回はカセットガスファンヒーターのご紹介でしたが、当ブログではおすすめの石油ストーブを『アルパカストーブの性能・比較を解説します【雪国キャンパー】』の記事で紹介していますので、よければ併せてご覧ください。
また、
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