冬キャンプの必需品といえば’ストーブ”。
動けないくらい厚着をするなら必須ではないかもしれませんが、普通はストーブが必要になりましょう。15℃を下回るなら、絶対にあった方が良いです。
そして、キャンプのストーブは圧倒的に灯油ストーブ(石油ストーブ)がおすすめ。なぜかと言うと、圧倒的に暖かいからです。
なぜ灯油ストーブが一番暖かいのか。
灯油ストーブが一番暖かい理由は3つあります。
① ほぼ必ず点火できる
② 持続時間が長い
③ そばに寄れる
灯油ストーブは、ライターなどで火さえ起こせれば確実に点火できます。もし寒すぎてライターが点かなくても、手でライターを温めれば大丈夫。
CB缶のガスストーブは、必ず点火できるとは限りません。気温10℃くらいまでなら大丈夫ですが、それ以下になるとガスが気化せず点火ができない場合があります。
何とか点火出来たとしても、寒い状況では火力が弱かったり、点火時間が短くなりがちです。

また、薪ストーブの点火は一番難しいですね。空気の通り道をうまく作らないと、なかなか燃えない場合があります。
もちろん慣れてくれば問題ありませんが、最初はいざ使おうとしたら点火できないはまずいので、灯油ストーブが無難です。
点火のしやすさまとめ
・灯油ストーブは火さえ起こせれば確実に点火する
・ガスストーブは気温によって使えない場合あり
・薪ストーブは慣れないうちは火起こしが難しい
灯油ストーブの持続時間
灯油ストーブは燃料MAXの場合、10時間前後燃えてくれます。
これが何を意味するかと言うと、10時間燃料の追加が不要なので、一旦火が無くなるタイミングが無いと言うことです。
ガスストーブの場合、2~3時間でガスが無くなります。寒い場合は1時間くらいになることも。
仮に寝る時間を除いても12時間くらい使うとすると、10回くらいは寒さにさらされる事になります。
薪ストーブの場合、灯油ストーブに匹敵する熱量にするには結構頻繁に薪を追加する必要があります。
薪を追加するのが楽しみの一つであれば全く問題ありませんが、ノーメンテで済む灯油ストーブには敵いません。
ストーブにどこまで寄れるか

冬キャンプは極寒です。空間を暖めるというのを気にしている間もなく、ストーブに近寄りたくなります。
灯油ストーブの中で赤くなる熱源部分がガラスなどで区切られていないものの場合、360度すぐ近くで暖かさに浸る事ができます。※ガラスで区切られている場合はちょっと違うので注意
ガスストーブもかなり近くまで寄れますが、360度ではなく吹き出し口付近だけです。
薪ストーブの場合、熱くなるのは本体よりも煙突部分です。
煙突部分に近づいてゆっくり浸ることは出来ないので、薪ストーブはあくまで空間全体を暖めるものと考えておけば良いです。
テント内の換気

テント内でストーブを使う時、必ず換気が必要です。
換気をしないと、一酸化炭素で気付かないうちに倒れる事もあります。
風が通るくらいに一部開けておく、さらに一酸化炭素センサーを2個用意して備えておくと良いです。
灯油ストーブの漏れ防止

灯油ストーブの唯一の弱点は灯油が漏れるかもしれない事です。
ガスストーブはCB缶を持っていくだけなので、燃料が漏れて汚れる心配はありません。薪ストーブも同様。
灯油ストーブの漏れを防ぐには、タンク一体型の灯油ストーブがおすすめです。
要は灯油漏れというのは、タンクとストーブが別々のストーブで、燃料を送る部分から漏れるという事です。
一体型はその燃料を送る部分が繋がっているので、倒れたりキャップに不具合がない限りほぼ漏れないです。
心配なら、入れる燃料を半分くらいにして車に積みましょう。
ただし、一体型ストーブでも先の通りガラスで熱源が囲まれてるものは暖かくないので気をつけて。
あと、キャンプ場で燃料を入れるとしてポリタンクを持ち運ぶのもあまりおすすめはしません。場所を取るし、手につくと中々取れないし。。
おすすめの灯油ストーブ

おすすめはアルパカストーブ。
小型で熱量が高いのが特徴です。※詳しくは過去の記事をご覧ください。
高さが40.5cmと灯油ストーブの中でも小さいので、場所を取りません。また、熱量が他の灯油ストーブと比較しても高いです。
最後に、灯油ストーブはコスパの高さも際立ちます。ガスは一本150円として1日で10本使ったら1,500円、薪なら2,000円くらいいくかもしれません。
灯油ストーブなら、アルパカストーブの場合燃料タンク満タンで3.7リットル。リッター100円としても400円未満で済みます。